2021年10月02日

SATOYAMAイニシアティブからの思い

山浦catalogue_cover.jpgこの取り組みの将来像として、野草薬草に着目した新たな里山の整備活動を通じて、トキの舞うような生き物の里づくり、野草薬草で100歳までの元気な現役人生、野草薬草のアロマや癒しといった観点から若い人たちの新たな拠点づくりへと発展していってほしいとところです。

2011年SATOYAMAイニシアティブで実現できなかった理念は、現在、環境省では、「つなげよう、支えよう 森里川海プロジェクト」
として推進しています。SDGsを暮らしの中で実践するために、森里川海とそのつながりの恵みを引き出し、豊かにくらせる社会をみんなで作ろうという呼びかけです。
私は、野草薬草に着目した「野草の里やまうら」を通じて、新たな里山の恵みを引き出していけたら考えております。
posted by nariwai at 09:53| 里地ネット

最新事情 野草薬草の里づくり

山浦yamaura_landscape_2.jpg現在、全国各地で、野草薬草の里づくりが行われています。その中でも、昨今始まったばかりですが、「野草の里やまうら」というプロジェクトがあります。大分県杵築市山香町山浦地区での取り組みです。
山浦地区は、「世界農業遺産」に指定された地域にあり、指定の対象となったクヌギ林、ため池、棚田を含む里山には、さまざまな野草薬草が生息しています。
 この野草薬草を栽培、加工、販売することで、新たな里山の魅力を引き出し、次世代につなげられる里づくりを目指そうという取り組みです。
今後は、廃校となった小学校を利用して、野草を使った料理の提供など、新たな交流拠点づくりなどにも取り組むようです。
posted by nariwai at 04:28| 里地ネット

東日本大震災の発生

環境省での里地里山政策は、2010年、国際機関や各国とも連携しCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)を契機に「SATOYAMAイニシアティブ」を、国際的な枠組みとして設立し、国際的にも、国内的にも参加を広く呼びかけ、日本における循環型社会の構図として、自然と共生した暮らし方、生物多様性の推進を行ってきました。
しかし2011年3月11日東日本大震災の発生で、この10年間、生き物の観点からは、私自身としては、氷河期に入り、ちょうど、同時に、東京農業大学内に山村再生支援センター(現農山村支援センター/10年目の節目で3月末に終了)を設置したことから、森林林業、農山村の活性化の取り組みを現在推進しています。
posted by nariwai at 04:24| 里地ネット