2015年04月30日

農山村支援センター研究と実学の概要

農山村支援センター研究と実学の概要.jpg2011年スタートした東京農業大学農山村支援センター(旧山村再生支援センター含む)の研究と実学の概要をシートにまとめました。

いずれも、山村振興、農村振興、里地里山の保全と活用、生物多様性の保全活用、人と人、人と自然の共生を目指す取り組みです。
地方再生の取り組みの一環として、県市町村での取り組みをご検討の自治体の方は、是非、一度、事務局にご相談ください。
事務局長 竹田純一
posted by nariwai at 09:43| 農山村

石川県内での取り組み 人口減少時代の対策が始まりました

金沢講演.jpgh27年2月 石川県地場産業振興センターにて、里山里海保全活動のあり方として、人口減少に対して、どのような対策を練っていくのか、フォーラムを通じて検討を行いました。
まず、人口ピラミッドを作成し、将来の人口ピラミッドの予測を明らかにすること
その上で、どのような人口ピラミッドを将来作り出すことが可能かを考えること
その対策として、毎年、数名の移住者、又は、半居住者を迎え入れること
ここで、最大の課題は、移住者の生業の設計です。
今ある集落行事の一部を移住者とシェアする
今後の活性化政策を移住者とシェアする形で進める
移住者には、ローカルコモンズ等、集落のルールを守ってもらった上で共有の恵みが受けられるように集落内の合意形成を事前に計るなど、
受け入れる集落が、集落を移住者に開いていく対策が、一番重要です。

年齢構成は、集落の人口ピラミッドにもよりますが、高校、大学、就職で流出する若者を補完するためには、
20代30代の子育て世代の若夫婦が理想です、
場合によっては、人口ピラミッドを平均化させるためには、50代60代の移住者も必要になります

石川県内では、里山里海の施策を進める中で、H27年度このフォーラムをきっかけに、閉村した集落、閉村間際の集落、今後の対策が急務の集落への聞き取り等が行われる予定です。
東京農業大学農山村支援センターと森里川海生業研究所では、この聞き取りを県内NPOと連携して実施予定です。
皆様の地域の里山、里海でも、同様に、対策の検討をお願いいたします。
人口減少時代にも打ち勝つ、元気な里山里海づくりを行いましょう。
事務局長 竹田純一
posted by nariwai at 09:29| 農山村